薬用手洗い石鹸の「ミューズノータッチ」が故障した。
石鹸が故障とはこれなんぞ?だが、これは光センサーを使った自動泡石けん液ベンダー付きで販売されているのだ。価格は1000円〜1800円くらい。 販売元は「薬用石鹸ミューズ」のレキットベンキーザー・ジャパン。(殺人加湿器のレキットベンキーザー・コリアとは同グループだけど別会社。)
カートリッジになっている石けん液の単価がバカ高いのが難だが、ベンダーがこの値段で買えるのは驚異の商品である。 実際には純正の石けん液を買うのがアホらしいので、泡ハンドソープの業務用ボトルから噴水瓶(セリア・108円)使って補充して使用してます。安い安い。
故障内容は、出る石けん液が泡立たずに液体のみになってしまったというもの。 センサーもモーターもちゃんと動いているけど、泡を起こす空気の供給が出来てないというわけだ。 経路が詰まったか、空気が送られてないか。
というわけでばらしてみた。(←いきなり)
ばらす難易度は意外と低め。 電卓こじ開けて電池交換できる人ならたぶん可能。
@そこの電池ぶたを開けて、3本あるネジをはずす。 A上部の色の違うプラパーツをマイナスドライバーを使ってこじ開ける。 B石鹸排出口と光センサーのダイオードをはずすと、底部から機械部分をすっぽ抜けるようになる
石けん液の経路とかは結構わかりやすい作り。 はめ込む部分がわかりやすいのでばらすのも簡単。 こうしてぽこぽこ外していくと、空気と石けん液を送り込むピストン部分までたどり着いた。 電池をあえてはめて動作させるとすごくわかりやすい。
どうやら空気供給ピストンについていた輪ゴム状のパッキンがよれて外れていたようだ。 はめ直してやると、元通り泡石鹸が供給されるようになった。
……しかーし。 このパッキンのよれは、パッキン自体が劣化してくたくたになっているからのよれだと後に判明。はめ直しても摩擦で元に戻ってしまう。
つまりこれが寿命だ! 14ヶ月目で消耗部品が逝かれてしまった。 確かに使用頻度は一般家庭の数倍だろうが、これは費用対効果としてどうなんだろうか。 ちなみに一般的な電動泡ハンドソープベンダー単体は3000円くらいから販売しているが、構造上ミューズノータッチより長寿命ということはないだろう。モーターが壊れたとか基盤がいかれたとかじゃなくて、一般消耗部品の寿命なんてきっと似たり寄ったりだ。
うーん、自分の家にも欲しかったけど、これはかんがえものですな。
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