世間様で、安倍首相が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため全国の学校に休校を要請したことにあわせ、保護者支援として衆院予算委で「有給休暇を取りやすいよう対応してくださいとお願いする」と述べたと報じられていることが要因で炎上してるらしい。
特別休暇を使うべきだ、有給休暇の使い方を政府が決めるなとか言う理由で。
正直、自分にはこの発言のどこがおかしいのかがよくわからない。
公務員では、有給休暇の対義語は無給休暇なのであって、特休(特別有給休暇)ではないからだ。
民間で言うところの自分で自由に使える休暇のことを「有給休暇」(略して有給)と称しているらしいのに対し、公務員では「年次有給休暇」(略して年休)と称するのが普通だ。
有給休暇に含まれるのは
①公休(公務上の事故による休暇等)
②特休(使い道の限られた休暇。忌引や産休、看護休暇等)
③病休(病気休暇。指定病以外は90日付与)
④年休(年次有給休暇。好きに使える休暇)
の４つ。
自分(公務員)としては、今回のコロナ騒ぎで取得するべきは特休か病休かなーと思ってるので、「有給休暇を取れるように」という発言に全く問題を感じないのです。
つまりは
「無給休暇じゃなくて有給の休暇が取れるように」
の意。
阿部支持とか云々じゃなくて、公務員的に「有給休暇」の官民の意味の受け取り方が違うのが炎上の原因なんじゃないかと思うわけですよ。
ネットニュースで誰もそこに突っ込まないのはすんごく不思議です… |
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