は○寿司御影店が改装終了したので行ってきた。
席に座ると、驚くことに向かい側の席が見えない。 今まで筒抜けだった部分が曇りガラス状のアクリル板で仕切られていた。
そしてもっと驚くことに、回転レーンが存在しなかった。 上下2段の白いレーンベルトだけになり、鱗状のレーンがないので、もはやそこに常時寿司は乗っていなかった。
お店の人曰く、「すべてのお寿司がオーダー制になりました」とのこと。 確かに、金沢は回転寿司発祥の地でありながらもレーンに常時乗ってる寿司を手に取らないことでも有名だからな…
では、注文。 タッチパネル方式で注文すると、客がそれほど多くないせいかあっという間に寿司が届く。 白いベルトにのった皿が高速移動して目の前にピンポイントで到着する。 これを皿ごと手に取れば、ベルト上には何も残らないのですぐさま次の注文が運ばれる仕組みだ。 のろのろ時速4km(手に取りやすい早さ)で回転レーンに乗ってくるよりも確かに効率的だ。 複数一度に届くこともできてより効率的。
しかしここで一つトラブルが。 2レーンあるとはいえ、1レーンで1注文をこなしている。お客がいつまでも商品を下ろさなければそのレーンが使用不能になってしまうのだ。
ちょうど自分のオーダー品の時に知らない寿司も一緒に目の前で止まってしまったのだ。 自分の山かけマグロ軍艦を下ろして、ひょっとして次の人のところにアサリの酒蒸しを届けるのかなと見守っていたが、それはいっこうに動く気配を見せない。 タッチパネルのオーダーログにはその商品はないのでこちらのミスオーダーではない。 こういう時の対処法が注意書きに書いてないかなと見回してみたが、 ・自分の注文品以外を取らない ・商品は速やかに皿ごと取る ・オーダーが届かないときは店員呼び出しをする とはあっても知らない商品は取れとも何とも書いていない。 数分後店員が来て、 「こちらのお寿司は注文されてないものでしょうか?」 と確認に来てくれた。 「注文されたものではありませんか」 ではないところに好感が持てた。うむ。 結論、アサリの酒蒸しは2つ隣の席のオーダーだったらしい。 ぜひこういった対処法も掲示しておいて欲しい。
会計も実にスピーディだった。 オーダーログのうちに届いてない商品がなければ即集計するボタンがあった。 すべてオーダーだから皿を数えて集計する必要ないんだー。なるほど。
しかし、今までは注文品の軍艦が横倒しになってたり、ネタが剥がれて落ちていた寿司が流れてきたらそのまま手に取らず放流していたけれど、これからは出来なくなるなあ… カーブ曲がったり、他の皿とぶつかった衝撃で落ちることはなくなるだろうけど、ベルトの加速減速でネタは落ちないのかしらとかいろいろ心配点はある。
ちなみに現時点でこのシステムを導入している店舗は市内じゃここだけだそうです。 |
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